Rapporto di ricognizione

主にユベントスの対戦相手に関して記事を書きます

第6節 対サンプドリア戦

こんにちは!

このブログではユベントスの対戦相手に関する記事を書いています。

 

本稿では第6節のサンプドリア戦を迎えるにあたり、

第5節ナポリサンプドリア戦を参考に、サンプドリアに関して

記載していきます。

 

サンプドリアの基本情報

第5節ナポリ戦のサンプドリアのフォーメーションは

以下の4-4-2となっています。

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次に攻撃時です。サンプドリアは攻撃の際、2ボランチの役割が

それぞれ異なります。

5番のアンドレシウヴァは2CBの前に位置取り組み立てに参加する

一方、2番のトルスビーは2FWの下に位置取り、トップ下のような

位置取りをします。

 

したがってビルドアップ時のサンプドリアのフォーメーションは、

以下のように4-1-3-2のような形をとります。

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また、両SBはビルドアップへの関与は多くなく、

基本は大外で高い位置をとります。

 

攻撃の多くは、5番のシウヴァからのパスが多いです。

特にナポリ戦の前半では、シュートチャンスの起点として

シウヴァが多く関わっていました。

 

そして相手陣内に攻め込むと、全体がより高い位置をとります。

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ナポリ戦を見た限りでは、人数の多いサイドで起点を作り中に

ボールを流し込みシュートする場面が一番多い印象です。

 

サンプドリアの弱点

この試合ではサンプドリアナポリに対して4失点しており、

そのうちの3点(38分、50分、59分)は似たパターンで失点しています。

  1. 右サイドのロザーノへ展開
  2. 中(ペナルティエリア内orバイタルエリア)へ折り返し
  3. ゴール

サンプドリアは上記のような外から中への折り返しに弱い傾向がります。

特にバイタルエリアからの失点は二回あるため、ユベントスの選手は

積極的にミドルを狙うべきです。

 

バイタルエリアが空く理由

 

失点の際のサンプドリアの守備陣形は以下のように

なっています。

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監督からの指示なのか個人判断なのかは一試合では判断できないのですが、

守備の際、ナポリアタッキングサードに侵入すると2ボランチ(2番と5番)

がDFラインに吸収される傾向にあります。

 

そのため、上図に示した黄色のスペース(バイタルエリア)に位置する

ナポリの選手(20番のジエリンスキと8番のファビアン)がフリーとなり、

シュートを打つことが可能でした。

二人合わせてバイタルエリアから三回ほどシュートを打っており、

そのうち2本がネットを揺らしました。

 

9番のオシムへンがペナルティエリア内でサンプドリア

選手の注意を引き付けていたことが、バイタルエリア

空いた要因かもしれないです。

 

ユベントへの提案

ユベントスの予想スタメンは以下のようになります。

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RSBにクアドラードを起用する可能性が高いことから、

右SHのベルナルデスキが中に入り、

クアドラードが大外に位置取りすると思われます。

 

したがってユベントスとしては以下の戦略をとるべきだと考えます。

1. 中盤の選手(ベンタンクール、ロカテッリ、ディバラ)が

  サイドへボールを散らす

2. キエーザ (LSH) またはクアドラード (RSB) が

  サイドでボールを受け、サンプドリアの両SBを引き付ける

3. ディバラ、ベンタンクール、ベルナルデスキが

  バイタルエリアに侵入

4. キエーザまたはクアドラード

  バイタルエリアに位置する選手へとパス

5. ミドルシュートを打つ

 

また、バイタルエリアを意識させておいて中のモラタに

対してグラウンダーのクロスを入れることも効果的だと思われます。

 

逆に、守備の際サンプドリアの選手がペナルティエリア内で

位置取りをすることが多いことから、

サイドからの浮いたクロスは効果的ではないと思われます。

 

要注意選手

サンプドリアの中で注意するべき選手は、RSHのカンドレーヴァ(87番)です。

ナポリ戦では得意の縦への突破からのクロスだけでなく、

中央へのドリブルからシュートやパスをすることもできます。

 

第5節のナポリ戦では、72分に中へボールを運び、

左サイドに流れたカプートへパスをすることでシュートチャンスを演出していました。

(なお、カプートがオフサイドのためゴールは取り消し)

 

また44分ではシウヴァの横まで下がることで

シュートチャンスを演出しており、

組み立てに参加することも可能です。

 

個人戦術が際立って高い選手なので、カンドレーヴァへの対応を

ユベントスの選手がうまくできるかがポイントです。

 

最後に

ご覧いただきありがとうございます。

 

長々と書いてしまい大変読みにくかったと思います。

ご意見等をコメントしていただけると幸いです。

 

最期になりますが、Forza Juve!